written by Shion Kimura
■ソーシャルメディアが多すぎて…
新しいwebサービス好きが高じて、今までいろいろなソーシャル系サイトをためしてきました。今は2つのmixi、facebook、ameblo(FC2に引越し中)、そしてtwitterと、4つのサービスを利用しています。
5年ほど前からこれらのサービスを利用するようになったのですが、その当時と比べると、ブログやSNSサイトといった、いわゆるソーシャルメディアの数は爆発的に増え、また影響力も増しました。
日本におけるソーシャルメディアといえば、mixi、twitter、GREE、モバゲー、2ちゃんねる、facebook、各種ブログサービスも含めると、メジャーなものだけでも結構な数になります。また、これらのソーシャルメディアはそれぞれユーザー特性や機能が違ったり、デバイス(PC、ケータイ、スマートフォン)によっても親和性が違い、サービスを使いこなすには、たくさんの「サービスを使いこなすための情報」が必要です。
私自身、それらのサービスを100%使いこなしているとはとても言えません。個人的には、mixiで日記を書いても「発信」している気分にならないし、ブログに毎日「記事コンテンツを投稿し続ける」時間はない。
サービスの選択だけでも十分大変なのですが、実際に記事などを投稿するのも大変です。
「文章」にしないと整理できないならブログ、「思いついた」ならtwitterかfacebook、メッセージを送るならtwitter、mixi、facebook…もしくは電話かメール。
言いたいことを分類し、対応する最適なサイトを選択、全てのサイトのフォーマットに従い投稿する。これら作業は面倒くさく、すべてをこなそうとして膨大な時間がかかり、結果何かしらサービスの更新が止まってしまう試行錯誤の連続です。
ソーシャルメディアのメンテナンスや更新は、事実上個人の裁量にゆだねられているため、明確な基準がありません。
しかしながら、昨今ソーシャルメディアの影響力は増すばかりで、ビジネスにおいても「ソーシャルな場所」においても、もはや無視すること自体が大きなリスクとなっています。
■もうちょっと合理的に…
ソーシャルメディアの煩雑さを少し合理的に問題を解決する方法が「ワンソースマルチユース」という考え方です。定義は、「一つの素材(コンテンツ)を複数のメディアで使い回すこと」です。
あるサイトにコンテンツを投稿すると、自動的に別のサイトに同じ内容が投稿される。すなわち、複数のメディアへのアクセス、入力の手間を限りなく少なくするというものです。
まずは、私が使っている「ワンソースマルチユース的な」サービスを紹介します。
facebookをtwitterとリンクできるアプリは、twiiterに投稿したものと同じ内容がfacebookに自動的に投稿されるサービスです。
これは、twitterにおける「つぶやき」というコンセプトと、facebookにおける「今なにをしていますか」という様式が一致しているから可能になったアプリかと思われます。(友人のfacebookの掲示板が自分のつぶやきで占拠されてしまうので、少し注意したほうが良いかもしれませんが、近況をリアルタイムで友人に伝えることはできます。)
9月17日に正式版がリリースされた「mixiボイス」はmixi内で「今、なにをしていますか」を投稿できるのですが、これもすばらしいサービスです。「mixiボイス」とtwitterを連動するtwitter2mixi. というサービスで、これはサードパーティとしてプログラマーの方がつくったサービスです。
この二つを使えば、twitterにつぶやきを投稿するだけで同じ内容がfacebookにもmixiボイスにも表示されます。一つの素材を複数のメディアで使いまわす。これが「ワンソースマルチユース」的な考え方です。
また、twtr2srcは、twitterのログをhtml形式で書き出すことができるサービスです。それをブログに貼りつけると、twitterのつぶやきをまとめることもでき、その日のブログも簡単に作れてしまいます。これらのアプリやプログラムはほとんどが無料で提供されています。ワンソースマルチユースをうまく使えば、一石を二鳥にも三鳥にもでき、満足いただけるのではないかと思います。
今、私が主に接しているサイトは、twitterとブログだけです。しっかり文章を書きたいときはブログ、それ以外の場合はtwitterに触れています。twitterのリアルタイム性があまりに楽しすぎてほかのサイトを見なくなったともいえるのですが、いくつものサイトに行く必要がないので、この方式を取り出してから頭の中が少しすっきりして、より情報感度が上がったように感じます。
■優れたサービスのご紹介
ワンソースマルチユースを推進できるプラットフォーム(クライアントソフト)として好きなサービスがあるのでご紹介します。
tweetdeckというAIRアプリでは、一つのページ内で、twitter、facebook、myspaceの三つのサイトの情報を閲覧投稿することができます。
厳密に「一つの素材を使いまわす」ワンソースマルチユースの考え方とは少し違うのですが、同一画面内でまったく別のサービスを管理できるのはとても新鮮でした。
今、twitterを使うためのプラットフォーム(クライアントソフト)はさまざまなものが出ておりますが、その中で最も高機能なサービスの一つだと思います。
■時間を失わないために
ソーシャルメディアサービスは無料のものがほとんどです。誰でも使えるのが前提で、非常に便利だと考えてしまうのですが、使いこなそうとすると意外と思い通りになってくれなかったりします。そんな友達以上恋人未満のような関係に時間を費やしすぎると、自分の生活が破綻してしまいます。
自分の分身をつくり、色々な場所に自分を送り込めたら…という望みをかなえるのが「ワンソースマルチユース」的な考え方です。
また、無駄な時間がなくなれば、「何を伝えるか」というメッセージに集中することができます。適正なメッセージを、効率的に発信すると相手により伝わりやすくなるのではないでしょうか。
最近、友人から「ついったーってどう使えばいいの?」と質問されることがあります。
取引先様からも、「twitterってどうやって使えばいいの?」という質問をいただきます。
創業者Biz stone氏曰く「twitterが流行った一番の理由はシンプルさ」とのこと。
「シンプルさ」に落とし穴があることはあまり知られていません。
twitterは、シンプルに「つぶやく」だけなのですが、「つぶやく」だけでは当然楽しくない。
何名か、ベースになるような人を「フォロー」し、まったくあったことのない人とコミュニケーションを取れて初めて少し楽しさがわかります。
徐々にたくさんの人と時間や意識を共有するようなコミュニケーションが生まれてくるのですが、それは非常に肌感覚に近い楽しさなのでテキストに起こすことが難しく、また、マナーやリテラシーもtwitter独特のものがあります。
すなわち、シンプル故に目に見えない無数のルールがあり、その感覚がわかって初めて楽しめる、意外とハードルが高いメディアなのです。
アカウントを放置している方が多いのも上記の理由からだと思われます。
もし「簡単だと思ったけど、意外となにも楽しくない」、「調べたけどよくわからない」と思う方がいらっしゃいましたら、お気軽に私のtwitterアカウントにつぶやいていただくか、shion@aco-tokyo.com迄メールください。
まずはtwitter上でコミュニケーションを取るところから、ガイドさせていただきます。時間の許す限りtwitterを楽しむためのお手伝いをできればと思っております。
最後になりましたが、A.C.O.ではスタッフのtwitterアカウントを公開しております。
食べ物のことしか書かなかったり、英語で最先端のサービスをつぶやいていたり、理解に苦しむぐらいロジカルなことを書いていたり、それぞれ楽しんでおりますが、ご自由にフォーローいただければと思います。
written by Shion Kimura